ヒメコバンソウはよく見かけますが、コバンソウは、初めて見ました。
 しかも、大きな群落にびっくりしました。

  細い柄につり下がった特徴ある小穂だけを見せられると、昆虫の卵か何かと間違えそうです。
 特徴のある花穂で、一度名前を聞いたら忘れられない植物の1つです。

 稔ってくると、黄色を帯び、まさに小判草です。
 じっくりと眺めていると、観賞用として持ち帰られたことが納得できます。
 鉢植えにして鑑賞したのでしょうか・・・。

 同属のヒメコバンソウとともに、春の終わり頃から初夏にかけて、花を咲かせます。
 どちらも荒れ地や路傍に生育し、混生することも多いようです (3段目の写真)
 

 09年6月半ば、宮崎市浮田の国道高架下で、そろそろ枯れ始めたコバンソウを見かけました。
 黄金色の小穂は、すっかり茶褐色に変っていました。
 周辺の路傍にも、少しずつ逸出しているようです(6〜7段目の3枚の写真)



【コバンソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 ヨーロッパ原産。
 明治年間に渡来し,観賞用にも栽培した1年草。 
 高さ30〜40cm。
 葉は長さ8cm位,多少ざらつき,葉鞘は無毛。
 花は初夏,円錐花序を出し,各枝の先に長さ1〜3cmの小穂を下げる。
 護穎の上半部には毛があり,長さ8mm位。
 和名の小判草,俵麦(たわらむぎ)は、花穂の形に基づく。 属名は、ライムギのギリシャ名を転用。

コバンソウ イネ科 コバンソウ属 別名 タワラムギ 

1090948コバンソウ 07.5.31 宮崎市田吉八重川堤防

P1040960-1コバンソウ 08.5.21宮崎市田吉八重川堤防

P1130399-3コバンソウ 09.6.16宮崎市浮田

P1130397-3コバンソウ 09.6.16宮崎市浮田

P1130398-3コバンソウ 09.6.16宮崎市浮田

P1040967-1コバンソウ 08.5.21宮崎市田吉八重川堤防

1090933 コバンソウとヒメコバンソウの混生
07.5.31 宮崎市田吉八重川堤防

109932 コバンソウ 07.5.31 宮崎市田吉八重川堤防

P5210270-1コバンソウ 08.5.21宮崎市田吉八重川堤防

P1040963-1コバンソウ 08.5.21宮崎市田吉八重川堤防

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