マツヨイグサの類は、栽培されていたものが 逸出して、帰化したものが多く、かつ、雑種を作りやすいこともあって、中間種的なものも多く、明確に見分けることは非常に困難とされています。

 撮影した株は、大きな溝の両岸にわたって生えており、かなり大型で、背丈は、1.5mを超えていたこと、翌朝しぼんだ花は、橙色に変色していなかったことから、オオマツヨイグサではないかと思います。

 メマツヨイグサコマツヨイグサは、しぼんだ花は橙色に変色するといいます。


 なお、マツヨイグサ属の植物をまとめてツキミソウと誤称することが多いようですが、ツキミソウは、同科同属ですが、全く別種であり、他のマツヨイグサ属が多く帰化して繁殖しているのに対して、ツキミソウは生命力が弱く、今では殆ど見かけなくなったそうです。

 08年11月、偶然ですが、待望のツキミソウを観察する機会に恵まれましたので、写真を別ページに掲載しました。



【オオマツヨイグサ:(原色牧野植物大図鑑から)】 
 北アメリカ原産の帰化植物。
 明治初年(1870年頃)日本に渡来し,各地の草原,河原や道端に広く生える2年草。
 茎は、高さ1.5m位で毛がある。
 根生葉は地面に張りついてロゼットをつくる。
 花は夏,夕方咲き,翌朝しぼむ。
 がくは4片で、2片ずつつき,花が開くときには外側へ反る。
 ツキミソウは別種。 
 和名は、メマツヨイグサより大形の意。

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P6090263 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090262 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090260 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090250 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090261 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090244 オオマツヨイグサ08.6. 268号線9野尻町

P1050238 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P1050237-1 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

P6090254 オオマツヨイグサ08.6.9 268号線野尻町

オオマツヨイグサ  アカバナ科 マツヨイグサ属