中部地方以西、四国、九州及び朝鮮半島に分布し、山地の木かげに生える小さな多年草です。
えびのキャンプ場の中で、木の下、木陰などで見られましたが、踏みつけられそうな小さな草で、白い花が咲いていなかったら、とても見つけることはできなかったでしょう。
えびの高原から白鳥温泉へ向かう県道30号線の道端(標高1000m程度)でも、撮影しました。
茎は、四角く高さ10〜30cmで、ちぢれ毛があります。
葉は、長さ2〜5cm、まばらに毛があります。
花は初夏、がくは長さ6mm位で、まばらに短毛があります。
花冠は長さ8〜9mmの唇形で、上唇は浅く2裂、下唇は深く3裂します。
花穂は、茎頂に1個だけつきます。
和名は山に生えるトウバナの意だそうです。
似ているトウバナ属のクルマバナ、ヤマクルマバナも別ページに掲載しました。
N104722 ヤマトウバナ 06.7.11 県道30号線
N104721 ヤマトウバナ 06.7.11 県道30号線
N104675 ヤマトウバナ 06.7.11 えびのキャンプ場
ヤマトウバナ シソ科 トウバナ属
N104596 ヤマトウバナ 06.7.9 えびのキャンプ場
N104598 ヤマトウバナ 06.7.9 えびのキャンプ場