家畜の伝染病の口蹄疫発生以来、休園していた川南湿原が、3か月半振りに再開園されたので、同湿原の代表的な植物であるナガバノイシモチソウを撮影すべく、早速、湿原の植物散策に出掛けました。

 湿原に入り、遊歩道を歩き回っていると、草むらの中に、ひっそりと開花したばかりの1輪のミズギボウシを見つけました。
 望遠撮影ですが、もう一つ膨らんだ蕾の様子も撮影しましたので、とりあえずホームページに掲載しました。


 それから3週間後に、『夏の植物 見ごろ ミズギボウシ・・・(10.08.23付け宮崎日日新聞)』 の記事を見て、川南湿原を再訪し、ミズギボウシの花を観察しました。

 暑い夏の風に揺れながら、湿原のあちこちで、まっすぐに花茎を立てて、薄紫色の美しい花を一斉に開花させていました。



【ミズギボウシ(原色牧野植物大図鑑から)】
 東海道以西,四国,九州の暖地の水沢地に生える多年草。
 高さ30〜50cm。
 葉は、長さ10〜30cm,幅2cm内外で細く,多くは立っていて,多少厚くて軟らかく,表面に強い光沢がある。
 花は夏,花茎を立て,まばらで、少し一方へ偏った総状花序をつける。
 花は長さ3.5〜4.5cm,淡紫色。
 和名は、長葉水擬宝珠(ながばみずぎぼうし)。

DSCN4551-1ミズギボウシ 10.08.24川南湿原

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ミズギボウシ  ユリ科 ミズギボウシ属  別名 ナガバミズギボウシ
                          県:絶滅危惧U類