加江田渓谷には、ニシキウツギというラベルのあるウツギもありましたが、まだ花が咲いていません。
写真は、加江田渓谷内の別の場所のウツギを撮影したものです。
はじめ白っぽい色で、やがて紅色に変わる点は、ニシキウツギも同様ですが、ニシキウツギ(二色で、錦ではありません)は、西日本には少ないとされ、九州はツクシヤブウツギが多いという分布上の区分で、ツクシヤブウツギとしました。
県総合博物館も同意見でした。
ツクシヤブウツギは、九州の山地に産する落葉低木で、花は、はじめ白っぽく、のち紫紅色に変わり、内面のほうが色が濃いといいます。
似たようなウツギの分布については、東北南部以南の日本海側はタニウツギ、太平洋側はニシキウツギ、西日本の太平洋側ではヤブウツギ、九州ではツクシヤブウツギが多いといわれているようです。
しかし、個々の木についてはよく分からない感じです。
同科同属のハコネウツギやベニバナニシキウツギも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
ツクシヤブウツギ スイカズラ科 タニウツギ属
L12165 ツクシヤブウツギ 06.4.18 加江田渓谷
L12162 ツクシヤブウツギ 06.4.18 加江田渓谷
L12161 ツクシヤブウツギ 06.4.18 加江田渓谷