フランス料理やイタリア料理の食材として知られ、南仏の野菜の煮込み料理には欠かせないズッキーニの花です。
カボチャの花に似ていますが、根元から花柄をにょっきりと直接出しています。
春先一番に出る果菜として、ヨーロッパで古くから珍重されている野菜のようです。
5月ですが、早くも濃い緑色や黄色いズッキーニの未成熟果が見られました。
ズッキーニの開花時間は短く、早朝に開花し、日が昇るとしぼんでしまうようです。
タイミングよく、綺麗に花弁を開いている雄花を撮影しましたので、写真を追加しました(3〜4段目の2枚)。
雌花も観察しました(4段目右側の写真)。
【ズッキーニ(花図鑑シリーズ4(草土出版)から)】
日本では1980年代から栽培され始めた新しい野菜であるが、ヨーロッパでは春先に最も早く出る果菜として古くより珍重されている。
名の由来は、イタリア語のzuccaから来たといわれる。
濃い緑色の表皮に薄緑色の小さな斑点がある緑ズッキーニのほか、黄色いものもあり、ヨーロッパにはピンクもみられる。
見かけも味もキュウリに似ているが、ペポカボチャの仲間で、ウリ科カボチャ属の1年生草本。
原産地はメキシコ。細長い形状の果実は,19世紀後半のイタリアで改良されたもの。
花後5〜7日の未成熟果をたべる。収穫しないでおくと、どんどん大きくなり、1週間から10日間で1m超となる。キュウリを一回りほど大きい150〜200gが収穫期。
今では、日本では国産品が一年中出ているが、旬は夏。
ズッキーニ ウリ科 カボチャ属
P1120797 ズッキーニ 09.05.22 薬草地域作物センター
P1090793 ズッキーニ 07.05.20 薬草地域作物センター
P1090789 ズッキーニ 07.05.20 薬草地域作物センター
R0017801 ズッキーニ雄花 16.06.11 都城市
R0017991 ズッキーニ雌花 16.07.23 都城市
R0017800 ズッキーニ雄花 16.06.11 都城市