県庁南庭園の北東の隅に、オオバジャノヒゲが生えていました。
ジャノヒゲは、路傍や草むらに普通にある草ですが、オオバジャノヒゲは、滅多に見られない植物です。
ヤマモミジの近くの薄暗い茂みに生えていました。
ほとんど日の差さない場所ですが、次々と、白っぽい薄紫色の総状花を咲かせていましたので、花も撮影できました。
花が終わると、青黒い小粒の果実状の種子を実らせます。
まだ、緑色をしていますが、僅かながら実っていましたので、写真を追加しました(4段目の2枚の写真)。
できれば、青黒くなるまで観察したいと思います。
なお、ジャノヒゲは、別ページに載せましたので、あわせてご覧ください。
【オオバジャノヒゲ(原色牧野植物大図鑑から)】
中部地方以西,四国,九州の山林中の陰地に生える多年草。
根は、ところどころ膨れる。 根茎は短く,走出枝が地中を浅くのびて繁る。
葉は群がり、細長く,長さ15〜30cm,幅4〜6mm,厚みがあり,丈夫。
花は初夏,扁平で丈夫な花茎を出し,淡紫色の小花を総状に2〜3個ずつつける。
属名は、蛇とひげのギリシャ名で和名の直訳。
オオバジャノヒゲ ユリ科 ジャノヒゲ属 県:絶滅危惧U類
P9080010-3オオバジャノヒゲ 09.9.08 県庁南庭園
PA130026-3オオバジャノヒゲ 09.10.13 県庁南庭園
PA130031-3オオバジャノヒゲ 09.10.13 県庁南庭園
P9050032-3オオバジャノヒゲ 09.9.05 県庁南庭園
P9080003-3オオバジャノヒゲ 09.9.08 県庁南庭園
P9050033-3オオバジャノヒゲ 09.9.05 県庁南庭園