県内で普通に見られる常緑高木ですが、庭園樹としてもよく植えられています。
花を撮影する機会がなかなかありませんでしたが、たまたまちょうど満開の花を見かけました。
花期は初夏ですが、がくも花弁もないのであまり目立たず、今まで気付きませんでした。
雌雄異株で、写真は雄花のようです。
葉は厚く滑らかで枝先に集まります。
ユズリハの名前のとおり、古い葉が順次新しい葉と入れ代わるので、その現象を、子が成長し、親が譲るのにたとえ、縁起ものとし正月の飾りとします。
葉柄の赤さは鮮やかで、遠目にはまるで花か実のように見えます。
ユズリハの赤い葉柄と黒熟した果実も、別ページに載せました。
赤味を帯びていませんが、雄花の蕾の写真を追加しました。蕾が開いて、黒い葯も撮影しました(4〜5段目の4枚の写真)。
ようやく雌花を観察する機会がありましたので、写真を追加しておきます。
ユズリハの雌花は、ユニークな形をしている雄花とは、全く印象が異なり、地味な感じの花です(6〜7段目の3枚の写真)。
なお、最近、街路樹として見かけることの多い同科同属属のヒメユズリハを別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
ユズリハ ユズリハ科 ユズリハ属
DSCN2395-1 ユズリハ雄花 10.05.25宮崎市金崎
DSCN1715c ユズリハ雌花 15.05.13早水公園
L12121 ユズリハ雄花 06.4.16 法華岳付近
R0017370 ユズリハ雌花 15.05.13早水公園
DSCN1710c ユズリハ雌花 15.05.13早水公園
DSCN2397-1 ユズリハ雄花 10.05.25宮崎市金崎
DSCN2399-1 ユズリハ雄花 10.05.25宮崎市金崎
L12118 ユズリハ雄花 06.4.16 法華岳付近
DSCN2398-1 ユズリハ雄花 10.05.25宮崎市金崎
L416063 ユズリハ雄花 06.4.16 法華岳付近