ヤブムラサキ  クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 

 ムラサキシキブと同科同属の落葉低木ですが、この属には、イヌムラサキシキブ、コムラサキなど類似種が多いといわれます。

 和名は、優美な紫色の果実を紫式部の名をかりて美化したものといわれます。

 花も、やや紫色に近いようですが、小さく目立たないものです。 ヤブムラサキは、毛が密生しています。


 なお、紫色に熟した果実については、別ページに掲載しましたのであわせてご覧ください。



【ヤブムラサキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 宮城県以南の本州と,四国,九州及び朝鮮半島に分布し,山地に生える落葉低木。
 高さ1〜2m,枝は細く,初め灰白色の星状毛を密生するが、のちに無毛。
 葉は、薄く長さ5〜12cmで、両面に腺点があり,表面には軟毛,裏面には星状毛が密生。
 花は初夏,果実は液果で径3〜4mm,秋に熟し、宿存がくには毛がある。
 和名は、ムラサキシキブに似るが、粗大なため。

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7374 ヤブムラサキ 04.6.15 県道1号線

7372 ヤブムラサキ 04.6.15 県道1号線