クマノミズキ

　ミズキについては、【５月の花】のページで紹介したとおりです。

　クマノミズキとミズキは、殆ど差がありません。

　花期がミズキの方が一ヶ月ほど早いこと、ミズキは葉が互生、クマノミズキは対生ですが、現実にはなかなか確認できません。

　最も分かりやすい区別方法は、葉のしっぽです。

　ミズキは、丸い葉の先端が急激に細くなって尖るのに対して、クマノミズキの葉は、やや細長く長卵形、徐々に細くなって先端に達します。

　山地に生える落葉高木ですが、ミズキに比べてやや平地に近い場所に生えるように思います。

　05年に、すばらしい樹形をしたクマノミズキを見つけましたので、写真を追加しました。

　西小林からえびの高原に向かう道路端です。

　直ぐ近くには、早くも多くの果実をつけたミズキがありました。

　2014年、クマノミズキの果実の写真を追加しましたので、あわせてご覧ください。

　2020年、すぐ道路沿いに生えているクマノミズキがちょうど開花しているのを見かけました。

　対生する葉の様子や、細長く長卵形の葉が徐々に細くなって先端に達する様子も間近に観察する機会に恵まれました。

　また、蕾や花の様子も撮影しましたので、あわせて写真を追加しました（４～６段目の５枚の写真）。