ヤブツバキ  ツバキ科 ツバキ属  別名 ヤマツバキ

 生駒高原からえびの高原に向かう県道1号線で、今年初めて、サザンカの開花を撮影したのが10月30日でしたから、およそ一ヶ月遅れて、ヤブツバキの開花を見ました。

 場所も、ほぼ同じ標高のところです。漸く、咲き始めたばかりという感じでした。
 翌春まで花が次々と咲く、花期の長い植物です。

 ヤブツバキもサザンカもツバキ科ツバキ属でよく似ています。

 ヤブツバキは、花弁の中央に雄しべが合着して筒のように見え、花弁はサザンカのようには平開しません。
 花びらがバラバラ散るサザンカに対して、ツバキの花はそのまま落下します。

 園芸品種は多種多様です。


 なお、2012年3月、日本三大ヤブツバキ群の一つとされる延岡市城山公園に自生するヤブツバキの花を撮影しましたので、別ページに写真を掲載しました。



【ヤブツバキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州の北端から琉球列島を経て,台湾の一部にまで分布する常緑高木。
 葉は、だ円形または卵形長だ円形,先は短く急に尖る。
 晩秋から春,枝端に1〜2花をつけ,花弁は5〜6枚,雄しべは合着して筒状をなし,花後花弁と一体となって落下する。花冠は筒状で広開しない。
 花柱は3岐し,果実は無毛。
 種子は良質の油を提供する。
 単にツバキと呼ぶことが多いが,本来はユキツバキなどの変種を含む。 

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L02164 ヤブツバキ 04.12.5 県道30号線えびの市

L02142 咲き始めたヤブツバキ 04.12.5 県道1号線小林市 

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L02143 ヤブツバキ 04.12.5 県道1号線小林市