今の時期に、花を咲かせる木は極めて少ないので、花期が冬とされているロウバイの花を是非撮影したいと思って探しましたが、なかなか花をつけたロウバイは見つかりませんでした。
造園関係の友人に、個人のお宅を紹介してもらい、ようやくロウバイの花を撮影する機会を得ましたが、撮影した木は、ソシンロウバイと思われます。
普通のロウバイは、花の中心、内側の花被片が暗紫色です。
これに対して、八重咲きで、花の中心まで黄色いロウバイは、とくにソシンロウバイ(素心蝋梅)と呼ばれるそうです。
なお、その後、花の形がかなり違う シロバナロウバイも撮影しましたので、比較してみてください(右側上段の写真)。
また、ほぼ3ヶ月遅れて開花したクロバナロウバイはの花も、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
06年の12月の末に、早くも開花したソシンロウバイを見かけましたので、写真を追加します。幹には、まだ葉を残していました(5〜6段目の3枚の写真)。
【参考 ロウバイ:(原色牧野植物大図鑑から)】
中国原産,後水尾天皇(1611〜1629年)の時代に朝鮮半島から渡来し,観賞用に栽植している落葉低木。
幹を束生し,高さ2〜4mになる。
葉は対生,長さ15cm位,やや薄く硬く,表面はざらつく。 花は冬,葉の出る前によい香りの花を開く。
和名は漢名蝋梅の音読み,花色が蜜蝋に似ていることに基づく。古名カラウメは中国から来た梅の意。
根と茎は、咳や喘息の薬にする。
ソシンロウバイ ロウバイ科 ロウバイ属 別名 カラウメ
P1080750-1ソシンロウバイ 06.12.23宮崎市加江田
L10360 シロバナロウバイ 06.2.8 宮崎市神宮
L02795 ソシンロウバイ 05.1.19 佐土原町
L02792 ソシンロウバイ 05.1.19 佐土原町
L02782 ソシンロウバイ 05.1.19 佐土原町
L02786 ソシンロウバイ 05.1.19 佐土原町
P1080747-1ソシンロウバイ 06.12.23宮崎市加江田
P1080752-1ソシンロウバイ 06.12.23宮崎市加江田