近年、6月頃になると、ダキバアレチハナガサヒメクマツヅラなどの帰化植物が、県内の道路際に、非常に多く繁茂していることに気付かされます。

 つい最近、これらの帰化植物の中に、別の似た植物が混じっていることに気付き、散策の折、調べてみると、同じ科のヤナギハナガサと分かりました。  

 帰化植物は、一般に繁殖力の強いものが多いのですが、 クマツヅラ属の帰化植物は、特にその傾向が強いようです。



【ヤナギハナガサ(日本の帰化植物(平凡社)から)】
 南アメリカ原産の裸地や礫地、草原に生える多年草。
 直立、多生し、高さ1.5mに達する。
 全体に剛毛があり、茎は四角形で稜があり、よく分枝し、枝は開出する。
 葉は、対生、広線形〜狭楕円形。
 花は、6〜9月、枝先に殆ど無柄の密な穂状花序が散房状に集まってつき、同時に多数の花が咲いているように見える。
 穂状花序は、開花に伴って伸び、長さ1〜2cmとなるが、果時にも団塊状を保つ。
 花冠は紅紫色。 

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ヤナギハナガサ  クマツヅラ科 クマツヅラ属

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