夏から秋にかけて咲く紅紫色のツリフネソウ(ムラサキツリフネ)は、2004年10月に、県道30号線沿線(えびの市)で撮影し、別ページに掲載していますが、偶然、薄紅色のハガクレツリフネの撮影機会に恵まれました。
キレンゲショウマの散策のために訪れた高千穂町鳥屋岳癒しの森で、クマガイソウなどの稀少植物の保護活動をされている興梠幸男さんに案内いただいた折、キレンゲショウマの群落の周りを囲むようにして群生する黄色いキツリフネに混じって、開花したばかりのハガクレツリフネを観察しました。
『葉の下に隠れるようにして花がつくハガクレツリフネですよ。』 と教えていただき、早速撮影を試みました。
その名のとおり、花柄が葉の裏に下がり、花が隠れているので、あまり上手く撮影できませんでした。
なお、キツリフネも別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
【ハガクレツリフネ(原色牧野植物大図鑑から)】
紀伊半島,四国,九州の山地の林下や谷川沿いの湿ったところに生える1年草。
茎は直立し,高さ30〜80cmで多汁質,上部にちぢれ毛がある。 葉は、長さ4〜13cm。
花柄は、葉の下に隠れる。花柄には白毛が生える。
花は、夏から秋に咲き,長さ3cm位で距は前に曲がる。
和名の葉隠釣船(はがくれつりふね)は、花柄が葉の裏に下がり、花が隠れることからいう。
R00106650ハガクレツリフネ 10.07.20高千穂町押方
DSCN3888ハガクレツリフネ 10.07.20高千穂町押方
DSCN3891ハガクレツリフネ 10.07.20高千穂町押方
ハガクレツリフネ ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
DSCN3909ハガクレツリフネ 10.07.20高千穂町押方
DSCN3889ハガクレツリフネ 10.07.20高千穂町押方