『残暑彩る花々 綾 オレンジ鮮やか オオキツネノカミソリ 』 との地元紙(2011.08.15付け、宮崎日日新聞) の記事 を頼りに、早速 綾町入野地区に散策に出掛けました。
オオキツネノカミソリは、妙見神社に続く丘の斜面に群生していました。
残暑の厳しい日中、汗だくになりながら、オレンジ色の花を一斉に咲かせているオオキツネノカミソリをたくさん撮影しました。
オオキツネノカミソリは、キツネノカミソリの変種とされています。
キツネノカミソリの花は、雌しべ、雄しべが短く、花被から突出しませんが、オオキツネノカミソリの雌しべ、雄しべは長く、花被から突出し、花もやや大きく、葉の幅も広いといいます。
写真のとおり、オオキツネノカミソリの雌しべ、雄しべは長く、花被から突出していました。
また、オオキツネノカミソリの草全体の印象は、秋の花としてお馴染みのヒガンバナによく似ています。
夏から初秋に開花しますので、もうヒガンバナが咲いたのかと間違えられることも多いそうです。
母種ともいうべきキツネノカミソリも撮影しなければと思っています。
キツネノカミソリは、特に稀少なものとは思えませんので、探してみます。
2013年8月末、キツネノカミソリの群生地を訪れる機会があり、開花状況を観察しました。
別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
【参考:キツネノカミソリ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州,及び朝鮮半島,中国に分布し,原野 や山麓などに生える多年草。また北海道にも野生化して いる。
高さ30〜45cm。
葉は軟らかく、春に出て晩夏に枯れる。
花は、夏から初秋,葉が枯れた後花茎を立ち上げ,長さ 3〜4cm。花被片は反曲しない。
種子は、球形で大きい。有毒植物。
和名の狐剃刀(きつねのかみそり)は、葉の形からいう。
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