昨年(05年)は、花後の写真しか撮れませんでしたので、翌年の06年は、新芽の時期(初夏)から観察することにしました。

 6月頃から、数カ所で新芽を見かけていましたが、9月末からようやく開花が始まりました。

 ツユクサシュスランは、アケボノシュスランの変種で、九州、沖縄の低地〜山地の林下に見られる多年草だそうです。

 茎の下部は横に這い、先端は斜上して高さ10cm程度の小さな花です。

 葉は互生し、長さ4cm程度の長卵形で、縁は波打ち、やや多肉で、普通のシュスランのような色つやはなく、葉の主脈の白い筋もはっきりしていません。
 名前のとおり、ツユクサの葉によく似ています。

 夏〜秋に開花、アケボノシュスランより大型で、花数が多く、苞が花より長く出ます。
 九州ではアケボノシュスランより低地に見られるといいます。

 06年6月に、加江田渓谷の遊歩道脇に若いツユクサシュスランが一斉に芽立っていました。
 踏み荒らされそうな場所で心配です(最下段左側の写真)

 カゲロウランがツユクサシュスランより一足先に咲きましたので、やはり加江田渓谷の植物として別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。

ツユクサシュスラン  ラン科 シュスラン属  

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N104162 ツユクサシュスラン 新芽 06.6.22 加江田渓谷

L09912 ツユクサシュスラン 花後 05.11.15 加江田渓谷

N106711 ツユクサシュスラン 
06.9.30 加江田渓谷

N106705 ツユクサシュスラン 
06.9.30 加江田渓谷

N106699 ツユクサシュスラン蕾 
06.9.30 加江田渓谷

L09915 ツユクサシュスラン 花後  05.11.15 加江田渓谷

N106703 ツユクサシュスラン 
06.9.30 加江田渓谷

N106714 ツユクサシュスラン 06.9.30 加江田渓谷

N106710 ツユクサシュスラン 
06.9.30 加江田渓谷

N106709 ツユクサシュスラン 
06.9.30 加江田渓谷

N106708 ツユクサシュスラン 06.9.30 加江田渓谷