タヌキモ  タヌキモ科 タヌキモ属

 オニバスの花を求めて、巨田大池(宮崎市佐土原)に何度も通いましたが、果たせないまま半ば諦めていたとき、『青紫の花鮮やか 高鍋老瀬地区 オニバス開花』 の地元紙の記事(2011.10.6付け宮崎日日新聞)を見て、現地に早速出掛けました。
  
 オニバスの花を探す前に、溜池の水面に広がって咲いている黄色い小さな花が目に止まりました。
 ちょうど撮影していた方が、「タヌキモですね。」と話してくれました。
 初めて見る水草でしたので、水際まで降りて撮影して帰りました。
 図鑑で調べてみると、確かに、食虫植物のタヌキモでした。
 オニバス散策の思いがけない副産物でした。

 なお、同科同属の食虫植物のミミカキグサムラサキミミカキグサも、別ページに掲載してあります。
 



【タヌキモ(原色牧野植物大図鑑から)】
 北海道から九州及び千島,サハリン,中国東北部に分布。池沼や水田に浮かんでいる多年草。
 根はない。
 葉は密生し,多数の捕虫のうがある。
 花は夏,花茎は長さ10〜25cm,径1.5cm内外の黄花を4〜7個つける。
 果実はできない。
 冬は、茎の先に球形に葉を集めて越冬芽を作り、水底に沈む。 
 和名は、全体が狸の尾の形の藻のようであるため。

DSCN9665-1タヌキモ 11.10.07高鍋町加志揚溜池

R0013028タヌキモ葉 11.10.09高鍋町加志揚溜池

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R0013013タヌキモ葉 11.10.07高鍋町加志揚溜池

DSCN9694-1タヌキモ葉 11.10.07高鍋町加志揚溜池

DSCN9663-1タヌキモ 11.10.07高鍋町加志揚溜池

DSCN9700タヌキモ 11.10.07高鍋町加志揚溜池

R0013035タヌキモ葉 11.10.09高鍋町加志揚溜池

DSCN9667タヌキモ葉・捕虫のう 11.10.07高鍋町加志揚溜池