マンリョウやカラタチバナと同じヤブコウジ科ヤブコウジ属の仲間です。
山野の林下に生え、また観賞用に栽植する常緑小低木です。
地下茎をのばして繁殖、分枝せず、高さ10〜20cm。
葉は、長さ6〜13cm、互生し、茎の上部で1〜2層に輪生状につきます。
花は、夏,下向きに咲き、白色の花冠に腺点があります。
果実は、径5〜6mm、マンリョウやカラタチバナと同じく、秋に赤く熟して、翌年春まで下垂します。
十両の名で呼ばれることがありますが、これはマンリョウ、センリョウ、カラタチバナ(百両)に対応する呼び名といいます。
加江田渓谷以外の場所でもヤブコウジは撮影しました。
同じ仲間で蔓性のツルコウジも掲載しました。
加江田渓谷では、蔓性で長軟毛のあるツルコウジの方が多く、ヤブコウジと確認できる株を再度探しています。
ヤブコウジ ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 別名 ヤマタチバナ、ジュウリョウ(十両)
L09888 ヤブコウジ 05.11.15 加江田渓谷
L09887 ヤブコウジ 05.11.15 加江田渓谷