淡い黄白色の花は、【野菜・果物類の花】 のページに掲載しましたが、やや丸っこい緑色の果実をたくさんつけていたので、撮影しました。
 
 黄色く熟すそうですので、3週間後に様子を見に行きました。 10個に1個くらいの割合ですが、写真のとおり黄色く色づき始めていました。

 10月21日、鈴なりの黄色い熟果の撮影を念頭に、植物園を再訪したところ、周辺の植物諸共、キミノバンジロウは姿を消しており、黄色い熟果の観察ができなくなりました。
 4~5段目の3枚の写真が、最後に観察したキミノバンジロウの果実となってしまいました。

 植物園によると、新たな温室建設用地とするため、周辺一帯の植物を除伐したとのことでした。
 一帯は、亜熱帯性の貴重な樹木が間近に観察できるコーナーでした。
 アボカドマカダミアなどは近くに移植されて辛うじて残存しましたが、ガジュマル白花キョウチクトウシマイズセンリョウブラジルヤシトックリキワタシュロオオベニゴウカン等、二度と観察できなくなり、残念なことです。


【キミノバンジロウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 ブラジル原産の常緑の果樹。
 高さ3~6m。
 葉は対生し,質が厚く濃い緑色,光沢がある。葉脈は主脈のほかは目立たない。
 春に、枝先近くの葉えきに淡い黄白色の花をつける。花の径2~3cmで多数の黄色の雄しべが目立つ。子房下位。
 果実は、長さ4~5cmのやや長い球形で,熟すと、レモンのように黄色になる。果実の頂端に宿存するがくがある。
 英名をストロベリー・グアバ(strawberry guava)という。
キミノバンジロウ  フトモモ科 バンジロウ属  別名 キミノザクロ
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DSCN0144cキミノバンジロウ 14.09.17青島亜熱帯植物園
R0016507キミノバンジロウ 14.08.26青島亜熱帯植物園
DSCN6114bキミノバンジロウ 14.08.26青島亜熱帯植物園
DSCN6112bキミノバンジロウ 14.08.26青島亜熱帯植物園
DSCN6111bキミノバンジロウ 14.08.26青島亜熱帯植物園
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DSCN0143cキミノバンジロウ 14.09.17青島亜熱帯植物園
DSCN0145cキミノバンジロウ 14.09.17青島亜熱帯植物園