ボントクタデ  タデ科 タデ属

 サナエタデのところでも書きましたが、ボントクタデ、ヤブタデ(ハナタデ)、ヤナギタデなどタデの類は専門家でないと、なかなか識別が困難といわれます。

 撮影したものも、時期的にサナエタデではないこと、ハナタデは平地には生えず、山地に生えるとのこと、撮影したのは平地で、かつ、花穂が垂れ下がっていることなどからボントクタデとしたものです。


 本州から琉球列島、及び朝鮮半島南部などの暖帯に分布、水辺に生える1年草です。

 高さ50〜70cm。

 葉は互生し、有柄、八字形の黒斑があります。

 花は秋、花穂を垂れ下げ、がくは5深裂、緑色で腺点があり、上部は紅色。 
 そう果は、3稜形。

 和名は、ポンツクの意で愚鈍者のこと、ヤナギタデに似ていますが、辛味がないために名付けられたといいます。

 なお、同科同属のイヌタデ白花のイヌタデも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。 

L00704 ボントクタデ 04.10.4 361号線綾

L00700 ボントクタデ 04.10.4 361号線綾

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L00708 ボントクタデ 04.10.4 361号線綾

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