えびの高原露天風呂付近の県道1号線沿線で、タデの類を見かけることは希なので、注目しました。
一見、ボントクタデか、ハナタデの類かと思いましたが、県総合博物館の専門家によると、サナエタデではないかとのことでした。
ただし、この仲間の区分は、種子を調べなければはっきりした同定はできないとのことでした。
一応、サナエタデとして載せておきますが、素人の我々には、ボントクタデやヤブタデ(ハナタデ)などとの区別はつきません。
多くのタデは、夏から秋が花期ですが、サナエタデは春から咲きはじめ、10月頃まで花を見ることができます。
オオイヌタデと、このサナエタデは托葉鞘は膜質で縁に毛がなく似ていますが、やや小型で節は膨らみません。
また、花序はオオイヌタデは垂れ下がりますが、このサナエタデは垂れ下がりません。
日本各地の田のあぜや湿地などに生える1年草です。
分枝し、高さ30〜50cm、茎の上部は無毛。
葉は、互生、柄があり、初めのうちしばしば白綿毛が生えます。
葉鞘は膜質で、縁毛はほとんどありません。
名前は、田植えのころにはもう花が咲いていることに由来するそうです。
なお、同科同属のイヌタデや白花のイヌタデ、ヤナギタデも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
N105182サナエタデ 06.08.01 県道1号線露天風呂付近
N105176サナエタデ 06.08.01 県道1号線露天風呂付近
サナエタデ タデ科 タデ属
N105178サナエタデ 06.08.01 県道1号線露天風呂付近
N105177サナエタデ 06.08.01 県道1号線露天風呂付近